てんかんの種類と患者の寿命

てんかんは、人口の0.5%~1%に発症する疾患であり、3歳以下で発症するケースが最も多いのですが、高齢者でも脳血管障害などを原因として発症するケースもあり、乳幼児~高齢者まで年代を問わず発症する疾患です。
この疾患は、興奮系の神経が強く働いたり、抑制系の神経の力が弱まることで、脳内の電気信号が激しく乱れ発作が引き起こされ、脳内のどの部分で発作が引き起こされたかによって、欠神発作やミオクロニー発作、脱力発作、強直発作、間代発作、強直間代発作などの全般てんかんと意識障害の無い単純部分発作や意識障害の有る複雑部分発作、二次性全般化発作などの局在関連(部分)てんかんに2種類に分類され、発作を引き起こす原因によって発症原因が不明で先天的に発症しやすい素因を保有しているとされる特発性と髄膜炎などの脳の感染や脳卒中などによる重篤な脳の損傷、脳への損傷が無くても結節硬化症や脳性麻痺など一般的な病気が原因となる症候性の2種類に分類されています。
これらの組み合わせにより、特発性部分てんかんと症候性部分てんかん、特発性全般てんかん、症候性全般てんかんの4種類に分類されています。
てんかん患者の寿命は、健常者と比較して寿命が短いと誤認識されている方々が非常に多いのですが、この疾患の約8割の疾患を治療薬で抑制する事が出来、近年の外科手術の技術革新により発作自体を軽減出来る様になり、適切な治療によりしっかりとした発作コントロールを行えば寿命を全う出来ます。
しかし、この疾患患者は、発作によるSUDEPや発作に起因する事故による死亡などのリスクがあるので、いつでも発作に対応出来る様に家族や知人の協力を得て極力独りならない様にする必要性があります。