痙攣を伴わないてんかん発作?

てんかん発作というと大抵の方はいきなり倒れて意識を失い、痙攣するという「大発作」を連想すると思いますが、このような場合は症状が重い場合で、症状が軽い方の中には、痙攣を伴わないもの、痙攣が起こっていてもわかりにくいものもあります。
しばらくぼーっとして声をかけても反応せずにいる場合、いきなり何か声を上げていたと思ったらてんかん発作だった、ということもありますし、突然手足をばたばたさせていたのが痙攣に相当するものだった、ということもあります。
小さい発作の場合では、痙攣ではなく「手足の力が抜ける」という形を取ることもあるので、座っている場合だと気づきにくいこともあります。
その場合は「手に持ったものを落とすことで気づく」ことが多いです。
やたら「手に持ったコーヒーカップや飲み物を落とす」ということが多い人は、本人も周囲の人もてんかんだと気づいていない場合もあるので、周囲の人が気をつけてみていた方が良いかもしれません。こういった場合は手に持ったものが割れ物だとケガをすることがあるので、熱いものを渡さない、割れるものは持たせない、といった配慮が必要になります。

意識を失って痙攣を伴いながら倒れる場合大発作でも大抵はしばらくすると意識を取り戻すことが多いのですが、中には重積と言って、てんかん発作が起きている間にも次の発作が立て続けに起きるということもあります。
そうなった時のために、重度のてんかんがある方には事前にお医者さんから薬(坐薬タイプが多いです)をもらっておくことが多いのですが、その薬を利用しても効果が見られない場合はすぐに救急車を呼びましょう。
中にはてんかんの重積発作から死亡するケースもあります。

このように、てんかんには様々な種類の出方があるので、その方の症状に応じて適切な対処を取るようにして下さい。